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公益社団法人
岡山青年会議所事務局

〒700-0985
岡山市北区厚生町3丁目1番15
岡山商工会議所ビル6階

アクセス
  • TEL. 086-223-0938
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  • Email. info@jci-okayama.com

理事長所信

2022年度 公益社団法人岡山青年会議所
第72代理事長 石井聖至

はじめに


今、青年会議所活動には大きな変革が求められています。世界を震撼させた新型コロナウイルスの影響により「ニューノーマル」という言葉が広まり、以前の生活様式や経済活動、あらゆる行動において時勢に合わせた変化が必要とされています。青年会議所の活動もまたその影響下にあり、新たな一歩を踏み出さなければなりません。

我々は今日まで時代の流れを読み、多くの変革を成し遂げてきました。ただ、これから突入する時代は極めて予測の困難なVUCAの時代であり、AIやDX等の急激に進化する技術革新はもちろんのこと、人々の行動様式や価値観の変化とも重なり、今まで以上の大きな変革点となるでしょう。この事実を受け止め、我々はさらなる挑戦をしていくべき時を迎えています。また、過去を振り返れば、今日のような大きな変化が求められる時代を築いていくのは我々青年にほかなりません。その点を踏まえても、今こそ私たちは、変革に取り組み次代を牽引していく立場として、若者らしい斬新な発想と圧倒的な行動力で、挑戦し続ける責務があります。

岡山青年会議所は昭和26年、終戦の傷跡が癒えない、食料の確保すらままならず、希望さえ失いかけていた中、27人の同志が結集し、全国で9番目の青年会議所として設立されました。彼らが立ち上がったのは「郷土岡山のあやまりなき再建」という高い志にほかならず、まさに戦後復興への挑戦です。その後の日本の歩みは周知の通り、終戦からわずか18年後には、夢の超特急と言われた東海道新幹線が開通、19年後には東京オリンピック開催という2つの大事業を成功させるとともに世界に日本の復活を印象付けました。そこからも右肩上がりの高度経済成長を成し遂げ、物心共に豊かな国へと変貌を遂げました。その原動力となったのは、高い志とともに弛まぬ努力と挑戦を尽くした全国の青年の存在にほかならず、郷土岡山の復興にもまた青年の活躍があったことは言うまでもありません。

打ちのめされることなく立ち上がり、変化を怖れずに挑戦していくことで、社会の変革を達成した青年会議所の歴史には、枚挙に暇がありません。

まさに今、次代を築くべき青年である我々一人ひとりが立ち上がり、自らの能力を発揮できるよう真摯に努め、社会を牽引していく立場にある自覚が求められています。状況に左右されて変化させられるのではなく、能動的に変化を巻き起こすことのできる存在となるよう、挑戦を続けましょう。そして恐れることなく今すぐ行動しましょう。

ひとづくり室

岡山青年会議所は、「青年の学び舎」です。その所以は、修練を軸とした「ひとづくり」の文化が不変の価値として、時代の変化に流されることなく連綿と受け継がれてきた点にあります。その精神のもとに、育ってきた環境はもちろん、仕事も年齢も入会動機も、それぞれに異なるメンバーが、ときに議論し、ときに涙し、かけがえのない濃密な時間を過ごすことにこそ、岡山青年会議所の大きな魅力があります。活動を通じ、岡山を担うに足る真のリーダーに必要な考え方を学びとることで、積極的に行動することができる人材、社業においても卓越した成果を発揮することができる人材へと昇華していくのです。

しかしながら、岡山青年会議所では学びの機会は提供されますが、掴み取るかどうかは自分自身の選択次第です。能動的に活動し、参加することでこそ自己を成長させることができるのです。その成長は自身のためだけのものではなく、日頃支えてくれている会社や家族に対する責務です。自分自身に最大限の負荷をかけ、成長に対して常に貪欲であり続けることで、真のリーダーたる人材へと進化していくのです。率先してリーダーとして範を示し、惜しむことなく青年会議所活動に挑戦しましょう。

まちづくり室

72万以上の人々が暮らし、交通の利便性も高く、自然環境や天候にも恵まれ、何より地震などの災害の少なさからも全国的にもそのポテンシャルを高く評価されている岡山市にも、人口減少や少子高齢化などの課題が多くあります。我々には、一人でも多くの市民がその課題に気づき、解決に向けて能動的に行動していく働きかけやきっかけづくりが求められています。市民を巻き込むために大切なのは、我々が率先して、若者らしい斬新な発想と圧倒的な行動力でまちづくりに取り組むことです。とりわけまちの宝であるこども達が、地域を知り誇りに感じることは特に重要です。そのためには、郷土愛を持ち、未来への希望に満ち溢れた人材が育つ魅力的なまちにしていくことが必要不可欠ですが、岡山青年会議所単体で成しうることには限界があります。市民をはじめ、行政や教育機関、企業など様々な組織や団体と連携し、自分の可能性を信じ、夢を持つことの大切さを感じることのできる事業を我々が中心となって展開し、心豊かに胸躍る理想のまち「おかやま」の創造に挑戦しましょう。

また、岡山青年会議所は、岡山の未来にとって大きな責任と役割を受け持っているはずです。その責任と役割を果たすために欠かせないのは、同世代から共感を持たれる組織であり続けることです。まずは我々が同世代から一目置かれ、憧れられるかっこいい存在であるために、多くの資源を持つ岡山青年会議所だからこそ実現できる独自性と話題性のある若者らしい事業を展開し、失敗を恐れずまちづくりに惜しみない情熱を注ぐことで、同世代からの共感や憧れにつながり、やがてそれが大きなうねりとなるのです。今、本当に必要とされていることは何か、洗練された存在とは何かを、主観的な視点と客観的な視点をバランスよく持ち追及し続け、JCブランドを確固たるものにしていくことに挑戦しましょう。

地域未来室

新型コロナウイルスによりまざまざと見せつけられたのは経済循環の重要性です。日本を、世界を揺るがす難事にある今こそ、「経世済民」の言葉の原点に思いを致し、立て直しを図り、上向かせていくことを意識しなければなりません。今ある問題点を見出し、世界的に掲げられた社会課題も意識してその解決に注力する。このことに岡山青年会議所は主体性を持って取り組むことで、経済の再建と復興の足掛かりとなり、結果、地域に貢献することができます。これは、コロナにとどまる話ではありません。地域経済を持続的に発展させていくためにも、岡山青年会議所が現状打破を図る青写真を描き、さまざまな企業や組織、人々と自らつながることはもとより、互いをつなげることもできるハブ的存在となり、時代に即した事業展開に挑戦しましょう。

また、経済活動と等しく我々が取り組むべきことは道徳心の向上です。人が人として生きるために必要な規範意識や社会性、思いやりの心などは、豊かな人間性を育み、一人ひとりが自分に自信を持って社会の責任ある構成者として幸福に生きる基盤を創るうえで不可欠なものです。今こそ我々は、こどものみならず大人にも、国を愛し、地域を誇りに思う心の醸成に取り組んでいくべきです。「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」の言葉の通り、経済と道徳のバランスを取りながら、本質を見抜く力を養い、青年らしい大胆な活動に挑戦しましょう。

連携強化室

岡山青年会議所の活動を通じて得られるものは幾つもありますが、その一つは間違いなく「出会い」です。組織の資源たる多くの人々と交流する中でさまざまな情報を共有し、自身のネットワークが築かれていく経験をしたことが誰しもあるでしょう。それは青年世代の経済人である立場における我々が飛躍的な成長を遂げる契機であり、生涯の財産ともなります。その「出会い」をより価値あるものにするためには、岡山青年会議所に受け継がれてきた「おもてなしの心」で、もてなす側、もてなされる側、双方が刺激を受け、その「出会い」が良かったと感じられる場となるよう努め、全てを楽しみ学ぼうとする一期一会の心と、出会う全ての人に対する感謝の気持ちを持つことが大切です。岡山青年会議所の資源と伝統を再認識すると同時に、最大限活用し、能動的に働きかけ、成長の契機となる出会いの場の創出に挑戦しましょう。

また、岡山の夏の風物詩である「うらじゃ」は「共生と融和」をテーマに諸先輩方の熱い思いと共に成長を続けてきました。2021年は開催を断念せざるを得ませんでしたが、受け継いできた想いを途絶えさせることなく、次世代へと受け継いでいかなければなりません。新型コロナウイルスの影響により「うらじゃ」の運営や支援の形も変革が求められています。困難を困難として済ませることなく変革を図ることで「うらじゃ」の進化を促すことができます。より多くの方々に今まで以上に愛される、岡山の夏の風物詩から岡山の代名詞へと発展させるためにも、情熱を持って取り組んでいき、岡山になくてはならない存在へと昇華させていくことに挑戦しましょう。

交流推進室

例会は青年会議所のメンバーが一堂に会し、顔を合わせてコミュニケーションを図りながら刺激を与え合い、情報を交わすことのできる絶好の機会であり、我々の活動において非常に重要かつ貴重な場です。学び、成長するためには、それを実現できる空間でなければなりません。惰性ではなく常に緊張感を持ち、その機会を大切にする姿勢こそが大切です。なぜなら、時間は命であり、それを費やして例会に参加するのだからこそ、目的意識を持った参加が重要であり、その姿勢こそが多くの成果と多くの気づきを手にすることにつながります。それが個人としての糧となり、会社としての糧にもなります。誰もがぜひ参加したいと心から思える会となるよう、メリハリの効いた岡山青年会議所ならではの例会に挑戦しましょう。

我々は、同じ時代に同じ志を抱き集まった仲間であり、ともに活動できることに運命を感じるべきです。そこには大きな意義がありますが、真の友情を育むことでその意義はさらに大きくなります。しかしながら新型コロナウイルスの影響でメンバー同士が膝を突き合わす回数が減り、友情を育む機会が失われている現実があります。だからこそ、真の友情を育むことができる良質な機会を能動的に創出することで、我々はさらなる一枚岩の組織となり、さらに強固で活力漲る組織となるでしょう。そのために欠かせないのは何より「楽しむ」ことです。楽しい組織でなければ、人が集うこともありません。そして「何をするか」も大切ですが「誰とするか」はより重要です。我々は青年です。青年にしかできない活動を通じて、一生忘れることのできない思い出と、生涯ほどけることのない絆の創造に挑戦しましょう。

総務室

岡山青年会議所の礎となっているのは「人」であり、その活動は地域への貢献へとつながっています。予測が困難で先行き不透明な時代だからこそ欠かせないのは、組織としての信頼性であり、コンプライアンスの徹底、透明性、明瞭かつ公平な運営などさまざまな取り組みがより一層求められています。また組織のあり方はその時代によっても変化していきます。持続可能な組織として、信頼ある組織として信認してもらうため、果たす役割はますます重要です。日本社会において、率先して優れた組織の在り方と、時代に先駆けた先進的な運営を模索することも、岡山青年会議所の価値を高めていきます。社会から信頼され、メンバーが多くの挑戦ができ成長を続けることができる組織運営をしていかなければなりません。

また、岡山青年会議所の存在感を高めていくため、広報活動は今後ますます重要となります。広報誌やSNSなど自らの発信だけに留まらず、新聞やテレビなどのメディアを通じ広く発信していくことで、より多くの共感を得る事ができると同時に、岡山青年会議所のブランド価値を高めることにもつながります。様々な情報発信手段の中から適切な手法を選択し、地域を愛し活動を続ける私たちの軌跡や情報を発信することで、より一層存在感を高めていくことに挑戦しましょう。

結びに

「事実はひとつ、解釈は無数」私が常に意識している言葉です。何事においても、事実はひとつですが、その事実を肯定的に捉えるか否定的に捉えるかで、思考が変わり、行動が変わり、そして結果が変わります。

今、世の中は新型コロナウイルスの影響により、様々なことに制限が課せられています。またニューノーマルの言葉の通り、今までの活動様式から大きな変化が迫られていることも事実です。しかしながら事実は事実であり、本当に大切なのは、その事実を我々がどう捉えるかです。変化しなければならないと否定的に捉えるか、新しい活動様式や価値観を我々が創り出すことができる絶好の機会が来たと肯定的に捉えるかでその後の行動が変わり、結果が変わってきます。

谷深ければ、山高し。

挑戦しなければ失敗することはありません。むしろ、成功するまで挑戦を続けることで、失敗は失敗でなくなるのです。そして、挑戦を続ける過程からこそ得られる経験や成功体験が必ずそこにはあります。我々は青年であり若者です。恐れるものや恥じらうことは何一つありません。一年間共に、攻めて攻めて攻め続けましょう。