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公益社団法人
岡山青年会議所事務局

〒700-0985
岡山市北区厚生町3丁目1番15
岡山商工会議所ビル6階

アクセス
  • TEL. 086-223-0938
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  • Email. info@jci-okayama.com

理事長所信

2026年度 公益社団法人岡山青年会議所
第76代理事長 大北 大士郎

はじめに


2026年、昭和が幕を開けてから、100年という大きな節目の年を経て、私たちは新たな時代の一歩を踏み出しました。日本はこの100年間、戦争や高度経済成長、バブル経済、度重なる大規模災害、そして新型コロナウイルス感染症といった数々の試練に立ち向かい、そのたびに立ち上がり、歩みを止めることなく進化を遂げてきました。そうした激動の時代の中で、私たち岡山青年会議所は昭和26年、全国で9番目の青年会議所として設立され、本年で創立76年目の歩みを刻んでいます。これは先人たちの努力と志、そして地域への深い愛情があってこそ成し遂げられた成果です。
岡山青年会議所の設立趣意書には、「青年は人類社会発展の原動力」「郷土の産業経済的発展、日本経済の再建にたずさわる」「世界の青年と緊密なる提携のもとに平和に寄與」と記されており、今もなお、私たちの行動指針となっています。終戦直後の不安定な時代においても、未来を信じ、地域を想い、立ち上がった志ある若者たち。当時の青年たちが抱いていた動機や環境とは異なるかもしれません。しかし、彼らの信念と行動の精神は、時代が移り変わった今も私たち岡山青年会議所の中に確かに生き続けています。その意思を受け継ぎ、私たちが青年らしい高い志と大胆な発想力で時代に則した新たな価値として捉え直し、次の時代を切り拓きましょう。
今、私たちは新たな転換点に立っています。ものの豊かさが満たされた現代、求められているのはこころの豊かさです。多様な価値観が共存する社会において、自らの意思で生き方を選び取り、力強く、そしてしたたかに生きる力が必要です。またAIなどの情報革命が急速に進む今、知的作業などは機械に置き換わり、膨大なコンテンツが目まぐるしい速度で生まれては消費されています。社会の仕組みそのものが大きく変化する中で、私たちに求められているのは誰かがやるのを待つのではなく、自分がやるという意思と一歩を踏み出す勇気です。目まぐるしく変化する社会の中で、正解のない時代を切り拓いていくために必要なのは一人ひとりの行動です。そしてその行動は、決して一人で完結するものではありません。
それぞれの一歩が、誰かの勇気となり、次の行動を引き出す。仲間の挑戦が、地域を巻き込み、未来を動かしていく。こうして起きる一連の行動がつながり合い、広がり、循環していくことで、大きなうねりとなり、岡山青年会議所、そして社会を前に推し進める力になります。常に挑戦する心を持ち、行動する意志をもち、互いにつながる力を信じて、次の100年を創っていくために、ともに踏み出しましょう、新たな一歩を。
未来を変えるのは、私たちの行動です。

ひとづくり室(行動の環の連鎖を生み出すリーダーの創出)

岡山青年会議所は、不易と流行という両輪で、長きに渡りおかやまのまちを支えてきました。その根幹にあるのは、何よりもひとづくりです。近年では、タイムパフォーマンスといった言葉に象徴されるように、他者との関わりや時間の使い方に慎重になる傾向が見られます。岡山青年会議所においても、時代の流れとともに会員層が広がり、多様な価値観が共
存する組織へと進化してきました。そのような中で私たちは改めてひとづくりの本質と真剣に向き合わなければなりません。自分とは異なる価値観に触れることで感じる違和感、それは、避けるべきものではなく、自身の殻を破り成長するための貴重なきっかけです。自己開示を行い、相手を受け入れ、表面的なやりとりではなく本音でぶつかり合う、そうした膝と膝を突き合わす対話こそが、真の信頼関係を築き、志を共にする仲間と強い絆を育てる土台となります。これからの岡山青年会議所として、ひとづくりにさらに重きを置きながら、そこから生まれる気づきと学びを新たな行動へとつなげていきましょう。
学んだことを自分の中にとどめるのではなく、地域の未来のために行動へと変える。その一歩を踏み出す勇気と覚悟をもった青年の育成こそ、私たちの使命です。人とのつながりから挑戦が生まれ、挑戦からまた新たな成長が生まれる。その連鎖の原点は、すべて「ひと」にあります。たとえ時代や環境が変わろうとも、このひとづくりの精神と、それを行動に移す姿勢は、岡山青年会議所が未来へと受け継ぐべき不変の理念です。私たちはこの信念を胸に、地域と社会の未来を共に導いていきましょう。

まちづくり室(地域との環を広げ未来を動かすまちづくり)

芸術や文化、スポーツなど多彩な魅力で地域が盛り上がりを見せている反面、少子高齢化や人口減少の進行により、労働力や後継者の不足、地域経済の停滞といった深刻な課題も顕在化しています。特に、若者が地域で学び成長しながら主体的に関わる土壌や機運が十分に醸成されていないことは、まちづくりにとって大きな障壁です。多様な価値観の中で自分を肯定し、ありのままの自分を表現できる場をもつことは、若者の成長や地域社会の活性化に欠かせません。そのためにリーダーシップや問題解決能力、自己肯定感の育成、自己表現の機会創出といったことを積極的に学び、実践していきましょう。これにより、自分らしさを大切にしながら自信をもって行動し、多様な人々と協働して地域課題に取り組む力を養うことができます。岡山青年会議所を通じて学びと成長を促す環境を提供し、多様な課題に挑戦していただくことで、培った自発的な行動力をもとに、地域に新たな活力の連鎖を生み出すことが、これからのおかやまの「まち」を切り拓く鍵となるでしょう。今こそ若者が主体的に関わることでアクションを起こし、自由な発想と行動力で地域を動かすとともに、自己肯定感を高め、自己表現の場を広げながら、地域を支える仕組みづくりを構築してまいりましょう。
岡山市は人口70万人を超える中核都市であり、商業・医療・教育などの高度な都市機能と豊かな自然環境が調和した魅力あふれるまちです。この特色をさらに活かし、新たな価値を創出するためには、異なる分野を組み合わせることで生まれるオリジナリティや斬新な発想が、新しい可能性を切り拓く鍵となります。私たちは、地域の課題を解決する事業に取り組むだけでなく、岡山市のもつ魅力や強みを見つめ直し、それらをさらに伸ばし育てていく必要があります。地域の良い部分を大切にしながら、新たな挑戦と成長の機会を創出することが、まちの持続的な発展につながると信じています。私たち青年が未来に夢を抱き、将
来のおかやまを担う若者に希望を示す運動や活動を展開していくことが重要です。そして、私たちの運動や活動に参加する人々には、ただ受け身で関わるのではなく、自ら考え、積極的に参加していただけるような、関わった人が次の行動を生み出す、アクションとリアクションの循環を起こせる運動や活動を共に創り上げていきましょう。

連携室(協働の環が連鎖することで結ぶ地域の力)

岡山青年会議所が地域の多様な団体と連携し、互いの強みを活かし合うことで、新たな価値や可能性を創出することができます。異なる分野で活動する団体との連携は、私たちにこれまでにもち得なかった視点や知見をもたらし、まちづくりの新たなヒントや突破口を示してくれます。さらに、組織同士がつながることで、これまで交わることのなかった人々や地域層へのアプローチが可能となり、より多角的で深みのある運動へと発展させることができます。このような連携を積極的に行い、一団体だけでは実現し得なかった企画や取り組みが生まれ、相互の成長へとつなげていきましょう。その行動の連環の積み重ねこそが地域全体の活力となり、おかやまに新たな風を吹き込む原動力になると私たちは信じています。私たち若者の力で連携を深め、ともに運動を展開することで、単に私たちが牽引するという一方向的な関係ではなく、相互に補完し合う形で他団体間の連携を促進し、相乗効果を生み出すことができるはずです。さらに、こうした連携によって活動の輪を広げ、それぞれの団体が新たなつながりをもち、次なる連携へとつなげていきましょう。その連鎖を生み出すために積極的に行動を起こし、岡山青年会議所の活動範囲や視野がさらに広がることを確信に変えていきましょう。
おかやまを代表する夏の風物詩「うらじゃ」は、幾多の夏を彩り続けることで、今や市民の心に欠かせない存在となりました。今日の「うらじゃ」があるのは、岡山青年会議所の枠を超えて、多くの人々の心を動かし、長年にわたって築き上げてこられた諸先輩方の努力の賜物です。私たちが所属している団体がこのまつりを創り、支え、未来へとつなげているということに感謝の気持ちと誇りをもって活動に臨みましょう。その誇りが、より一層の熱意と責任感を生み出し、「うらじゃ」を進化させる行動力となるでしょう。「共生と融和」というテーマのもと、異なる立場や背景をもつ者同士が互いに理解し尊重し合うことで、ひとつになれる場として育まれてきた「うらじゃ」。この精神を絶やすことなく次代へと受け継いでいくためには、単なる伝統的なまつりとして残すだけでなく、そのポテンシャルを最大限に活かし、おかやまの魅力ある地域資源として積極的に活用していきましょう。

交流室(交流の場を行動で彩り成長の絆を紡ぐ)

近年、参加が形式的になり、出席すること自体が目的化してしまう傾向が見られます。しかし、真に意味のある参加とは、ただ出席することではなく、その場で何かを学び、得ようとする能動的な姿勢です。そのためには、参加したくなるような魅力ある仕掛けや工夫を行うとともに参加する側も、自分の行動が組織を動かしている。という自覚をもち、積極的に
関わる意識をもつことが大切です。例会は、全会員が一堂に会する数少ない貴重な機会です。この場を単なる報告や連絡の場にとどめるのではなく、各委員会の課題や活動内容を共有、理解し合うことで、岡山青年会議所の運動や活動の目的と意義を再確認する場としましょう。そうすることで、会員一人ひとりが主体的に関与し、行動力をもって取り組むことで組織全体の一体感が高まります。そして礼儀と礼節を重んじて、設営や準備に尽力してくれている仲間への感謝と敬意をもつことで互いを尊重し支え合う文化こそが、組織としての成熟を促すアクションとなるでしょう。
岡山青年会議所の枠を超えて、他LOMの会員と積極的に関わることは、会員一人ひとりの成長にとって大きな意義があります。外部との接点をもつことで、自分たちだけでは気づけなかった新たな価値観や課題に触れ、視野を広げることができます。そうした経験は、柔軟な発想や多角的な思考を育み、知識やスキルを超えた人間的な成長をもたらします。外部で得た学びや刺激を仲間と共有することで、会員同士の対話が生まれ、信頼関係がより深まります。共通の目標に向かって挑戦し、困難を乗り越える経験は、強い絆を築きます。一人では成し得なかったことも、仲間と協力することで実現可能になり、その成功体験が支え合う文化を育て、組織の強さへとつながっていきます。このようにして築かれた信頼と絆のもとで、会員が主体的に行動し、自身の成長と組織の発展に貢献していく。その積み重ねが、岡山青年会議所をより一体感のある、結束力の高い団体へと導いていきます。外とのつながりを通じて内なる結束を深め、個人の成長と組織の成長が連環となって連動していくこの好循環こそが、持続可能な活動の原動力となります。私たちの使命を果たすために、力を共に合わせて進んでいきましょう。

総務拡大戦略室(基盤を築き共感を呼び行動が仲間をつなぐ)

運動や活動の理念、魅力を広く発信し、同じ志をもつ新たな仲間を迎えることは、私たちの重要な使命のひとつです。地域課題の解決に挑む青年会議所の存在意義を広く伝え、共に未来を築く仲間の輪を広げていくことが、これからのまちづくりには欠かせません。とりわけ、会員の拡大は組織の活力そのものです。新たな仲間が加わることで、多様な価値観やアイデアが交差し、運動や活動の幅が広がります。また、担い手が増えることで一人ひとりが取り組める領域が広がり、より多様で質の高い運動や活動が可能になります。組織の成長が、まちの成長につながるのです。そのためにも、私たちの起こす行動に対して市民の皆様からの理解と共感を得ることが重要です。その共感の環の中から、新たな仲間との出会いが生まれ、より強固で力強い組織へと進化していける団体を目指しましょう。また、近年、SNSやデジタルメディアは多様な発信手段として欠かせない存在となっています。一方で、その取り扱いには個人のリテラシーやコンプライアンスが強く求められる時代でもあります。安心・安全な広報活動を行うために、一人ひとりの意識を高めるとともに、組織としての管理体制を強化していきましょう。そのうえで、SNSはこれからの時代において地域や人々とつながるための重要なツールであると認識し、積極的に活用していきましょう。新たな発信
方法や取り組みに挑戦し、より多くの共感と協力を得られるよう努めていくことが、私たちの使命です。多様な価値観が共存する現代において、組織全体の基盤強化と的確な情報発信は欠かせません。これらが連携して透明性と信頼性の高い組織を築くことこそが、岡山青年会議所がこれからも地域に必要とされ続ける鍵です。私たちが時代の波を捉え、地域と共に未来を創り出す行動の起点となりましょう。
岡山青年会議所は、一人ひとりの想いや行動が連なって生まれる運動や活動を通じて、地域社会の発展に寄与していく必要があります。そのために大切なのは、組織内部の規律と信頼を築くことです。法令遵守や情報管理、記録整備といったコンプライアンスを徹底することで、組織の透明性と信頼性を高め、会員が安心して活動に専念できる基盤を整えていきましょう。こうした誠実な組織運営の積み重ねが、行政や企業、市民との信頼関係を深め、より良い連携を生み出します。そして、その連携こそが持続可能なまちづくりを力強く前進させる推進力となります。私たちが築く規律と信頼の基盤は、全ての会員の行動を力強く支える土台となり、やがては地域社会の未来を形作る礎となります。組織の屋台骨を担う誇りを胸に、一歩ずつ着実に歩みを進めてまいりましょう。

結びに

「古きを温(たず)ねて新しきを知る」
これは四字熟語「温故知新」のもととなった孔子の言葉です。過去の出来事や先人の知恵に学ぶことで、今を生きる私たちが直面する課題に立ち向かうための確かな土台を築き、新たな意味や価値を見出すことができます。この精神こそ、まさに私たち岡山青年会議所の歩みを象徴するものです。私たちが76年目の新たなスタートを切ることができるのは長い年月にわたり、おかやまのまちに真摯に向き合い、情熱をもって行動を積み重ねてこられた諸先輩方の存在があったからに他なりません。この歴史があるからこそ、今この場所で、未来に向けた挑戦を語ることができるのです。私たちは、先輩方が築かれた礎の上に立ち、未来を担う者としての自覚と誇りをもち、一人ひとりが志を掲げ、自ら考え、そして行動を起こしていく必要があります。その歩みを敬い、学ぶ姿勢はまさに「古きを温(たず)ねる」ことであり、私たちは今この時代に必要な「新しきを知る」知恵と力を得ているのです。その一つひとつの歩みが連環のように今につながり、私たちに確かな道を示してくれています。だからこそ私たちは、ただ新しいことに挑戦し行動を起こすのではなく、これまでの歴史や伝統に感謝しながらも、76年目へと力強く歩みを進め、次の時代を切り拓いていくという覚悟をもって臨まなければなりません。青年らしい前向きな姿勢、若さ溢れるエネルギー、そして行動力は、まちを動かし、未来を変える大きな原動力になります。そして、その力が真に発揮されるのは歴史とつながりを意識し、次代へと想いをつないでいくときです。岡山青年会議所で得られる学びや成長は、決してこの場だけにとどめるのではなく、それぞれが培った経験や志を、職場や地域、そして家庭といった身近な場へと持ち帰り、波紋のように広げていくことで、社会全体を変える力をもっています。その一歩が、私たち一人ひとりに託
されているのです。
40歳までという限られた時間の中でも、私たちが生み出す運動や活動の可能性は無限に広がっています。岡山青年会議所では様々な人生経験や価値観をもった仲間たちが集い、それぞれの視点や経験を活かして活動に取り組んでいます。その多様性は組織に新たな風を吹き込み、豊かな連環を生み出すことのできる岡山青年会議所にとっての大きな財産です。共に切磋琢磨することで、私たちの運動はより力強く、大きく前進し発展していくことでしょう。
76年目の一歩を、確かな行動として踏み出すときです。変化を恐れず、仲間と共に挑み続けましょう。