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2005年度基本資料
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基本資料
 
理事長所信
 
八木一成理事長
   
第55代理事長
八木一成
 
はじめに
 
 時代の変革期、私たちが果たすべき役割とは何でしょうか。地域社会は青年会議所に何を期待しているのでしょうか。岡山 JC らしい、私たちにしか出来ないことは何でしょうか。私たち岡山青年会議所のメンバーに求められているものは何でしょうか。 その答えを見つけるためには、先ず私たち自身が今一度、 自分たちの足元 を見直すところからはじめるべきではないでしょうか。私たちは郷土岡山の豊かな気候風土と文化、そしてそれらを継承してきた人々に育まれ生きています。それら私たちにとって根本ともいえるものを大切にし、それらを生かしつつ、新たな時代を築き上げていくことが最も大切なことではないかと思います。  子供たちが大人となる時代、 郷土岡山がどのようなまちになることを願うのか、そしてそこに住む子供たちにはどのような大人になって欲しいのか を今一度真剣に考えてみたいと思います。郷土岡山の為、子供たちの未来の為、私たちは常に 何を為すべきか を考え、率先して行動してまいりたいと思います。
 
郷土岡山を愛する人を育てよう
 

 20世紀は戦争の時代であると同時に、輝かしい経済発展の時代でした。確かに私たちの生活は物質的に大変豊かになりました。しかしながら何か大切なものを犠牲にしてきたようにも思います。 それは 人と自然のつながりや、人と人とのつながりといったものではないかと思います。それらのつながりが少し薄れつつあるように思えるのです。

 30年前、私がまだ小学生だった頃、友達とよく近所の西川で魚捕りをした記憶があります。また旭川で釣った魚を料理し、それを晩御飯のおかずとして家族全員で食卓を囲んだ思い出もあります。仲間といたずらをして近所のおじさんに大声で叱られたこともありました。私にとってはこうした記憶は今では良き思い出であります。「ものより思い出」という言葉がよく使われますが、今の子供たちが将来大人となる時にはどのような思い出ができるのでしょう。今の子供たちは地域、そしてそこに住む人々とどのようにかかわっているのか真剣に考えてみる必要があるのではないかと思います。

 21世紀の社会は「ものやお金が主役ではなく、 人や地域が主役の社会 になる」とも言われています。「真に明るい豊かな社会」の実現のためには先ず地域や人々といった、我々の根本ともいえるものとのかかわりを今一度見直す必要があるのではないでしょうか。自身を育んでくれた郷土岡山の自然や文化、そして人々といった有形無形の財産を今以上に大切にし、 それを 守り、継承していかなければならないと思います。子供たちには郷土岡山での思い出を大切にし、ここで育ったことを誇りに思えるような大人になって欲しいと思います。魅力ある岡山のまちをつくるために、市民 ・ 行政 ・ マスコミと連携して郷土岡山を愛する人を育てましょう。

 今年第12回を迎える「うらじゃ」を 通して 更なる活気あるまち岡山の創造をめざします。そして、郷土岡山の文化を継承・育成する事業を通じて、自然や文化、そして人々といった有形無形の財産を大切に受け継いでいく人々が住んでいる「魅力あるまち岡山」の実現をめざしていきたいと思います。

 
子供たちの豊かな心を育てよう
 

 今、世の中には子供たちを 取り巻く 悲惨な事件があふれています。育児放棄、児童虐待、自らその手で人を殺めてしまう子供もいます。このような事件は実際にはもっと多く、私たちの目に触れるのはほんの氷山の一角にしか過ぎ無いでしょう。堪えられぬ残酷な状況におかれている子供たちがどれほどいるのか想像すら出来ないのが現実ではないでしょうか。

 不殺生とは、誰しも自分を傷つけ られたく ないように、決して他をも傷つけ殺めてはならないという釈迦の教えです。自らを慈しむがごとく、他をも慈しむべき尊い存在であると自覚することが何より大切なことであると釈迦は説いています。

 私が小学生の頃は、親や先生からびんたが飛んできたり、大声で叱り飛ばされたりすることは日常的でした。でもそこには愛情という深い絆があったように思います。はたしていま私たち大人は子供たちに対しどれだけ真剣に向き合い、愛情を持って接しているでしょうか。子供たちが周囲の大人たちから、真の愛情を持って育まれるならば、きっと安心して、豊かな心を持った大人へと成長してくれるものと信じています。私たちは子供たちが自らを尊ぶ気持ちと自信を持ち、安心して大人たちと接していけることを願わずにはいられません。地域の人々と連携し、誰もが自分を尊び、他人を慈しみ、「互いに励ましあって生きていける地域社会」の実現をめざしていきたいと思います。そして、実際にそのことを実現するために、平成17年に行われる 「 第60回国民体育大会及び第5回全国障害者スポーツ大会 」 に「おもてなしの心」を旗印に積極的に関わり、これを好機として「互いに励ましあって生きていける地域社会」実現のため子供たちや地域の人々とのかかわりを能動的に発信して行きたいと思います。

 
先ず自分自身を磨こう
 

 変化の激しい時代、人々の価値観 ・ 判断 ・ 認識も様々です。こうした時代の変革期にあって地域のリーダーたる私たち岡山青年会議所のメンバーは、郷土岡山の更なる発展を願い、そこに住む愛すべき人々の為に進むべき方向へと進んでいかねばなりません。それには先ず自身がリーダーとしての資質を磨き、変化していく努力をしていかねばなりません。自身がリーダーとしての自覚を持ち、変化していけば周囲の人々にも必ず影響を与えるはずです。他人は自分の鏡と心得て、先ず自らが行動し、自分を高めていく努力をしていきましょう。

 また、常に他人に対し何が出来るか考え、それを行動に移す、いわゆる 利他の精神 を養うことが大切だと思います。家族 ・ 会社の人々 ・ 地域の人々に対し何が出来るのか、周囲の人々の幸せを願い己の力を出し尽くすのです。それは自分自身との幸せとつながっていることを信じ行動していきましょう。そして、一人でも多くの同じ志を持つ人材を探していきましょう。

 
人と人とのつながりを大切にしよう
 
  諺に「小才は縁に気づかず。中才は縁に気づけど生かさず。大才は袖振り合う縁をも生かす。」とあります。これは私がJCに入会するときに先輩から言われた言葉です。青年会議所の様々な活動を通して全国に友人をつくりましょう。それは将来自身にとってお金では買うことが出来ない価値ある財産となり得るものだと思います。青年会議所の活動は40歳までです。この限られた期間を有意義に過ごすには、一期一会の思いで、その出会いを大切にしていきましょう。
 

互いが楽しく為になる交流の場をつくろう

 
 JCでは仕事も環境も違うメンバー同士が集う場を与えられています。優れた才能を持ち、きらりと光る個性的なメンバーがいます。JCでは様々な活動を通してそうしたメンバー同士が深く通じ合う機会が与えられているのです。ただ漫然と時を過ごすのではなく、目的を明確にし、その機会を大切にし、常に相手から何かを学ぼうとする姿勢が大切だと思います。同時に自分自身が相手に何を与えることができるのか常に考えたいと思います。決して偶然ではなく、同じ時間 ・ 同じ場所で共に過ごすことの出来る「縁」を感じ、感謝し、そして真に相手を楽しませることに喜びを感じ得るならば、JCはもっともっと楽しく魅力ある組織になるに違いありません。自身の持つ魅力を決して出し惜しみすることなく、互いに与え合い、楽しく為になる、真の友情を培える交流の場をつくりましょう。
 
時代に柔軟に対応できる組織をつくろう
 

 私たち岡山青年会議所メンバーの多くは青年経済人として、あらゆる機会を通じて組織運営を学んでいることと思います。青年会議所では会社での立場を離れ、自らの置かれたポジションの役割を果たすよう積極的につとめなければなりません。組織力とは、決して一人では出来ないことも、個々の叡智を結集すれば大きな目的を達成出来るということだと思います。個々のメンバーが自らの目標を明確にし、何故それをするのか原則を踏まえながら、組織の力が最大限に発揮されるよう、効率的な組織運営に努めましょう。

 また、市民 ・ マスコミ ・ 行政と積極的に意見交換を行い、同時に広く岡山青年会議所の活動を知っていただけるようマスコミ ・ ホームページ ・ その他あらゆる機会を利用し、積極的に情報発信をしていきましょう。

 
おわりに
 

 岡山青年会議所には創始以来、敬愛する諸先輩より脈々と受け継がれてきた伝統があります。

 岡山 青年会議所 の伝統、それは変革の能動者として常に新しいことに挑戦してきた、所謂「チャレンジ・スピリット」だろうと思います。よく「伝統とは、形骸を受け継ぐのではなく、その精神を受け継いでいくこと」と言われます。私たちは今一度岡山 青年会議所 の根本の精神に立ち返り、その伝統(スピリット)を受け継ぎながら、常にその時代に対応し、挑戦していく地域のリーダーとして自己の研鑚を行い、率先して行動してまいりたいと思います。

 特別会員、現役会員、そして関係各位の皆様方におかれましては、ご支援、ご協力を賜りますようお願い致します。また、変わらぬご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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